毎日の学習に使う鉛筆や消しゴムを入れる筆箱。
筆箱の中に入れるものは、
- えんぴつ(5本程度)
- 消しゴム
- 赤えんぴつ/赤青鉛筆
- 名前ペン(油性・細字)
- 定規
- かきかたえんぴつ(書写用えんぴつ)
などです。
このような筆記用具は、どのようなものを用意すればよいのでしょうか。
基本的には、無地でシンプルなものを用意すればよいです。
おそらく、学校からもそのように説明がある(あった)と思います。
ここでいくつか説明しますね。
筆箱について
筆箱は直方体のもので鉛筆が5本は収まるものがよいです。
自分の持ち物の管理についても1年生のうちに身に付けてほしいことです。そのため、筆箱をあけたときに、自分の鉛筆5本や消しゴムなどが過不足なくあることが、一目で分かりやすい筆箱がよいです。
布でできたペンケースだと、自分のものがペンケースの中に全て入っているか分かりづらいです。
また、1年生は学習中に、筆箱をよく机から落とします。落としたときの音が大きく出てしまう缶ペンケースもおすすめできません。
えんぴつについて
鉛筆はBか2Bのものを5本用意するとよいです。1年生は1日に5時間授業することが多いので、1時間につき1本使うという計算です。Bか2Bかで迷う方は、2Bを用意すればいいと思います。
最近の1年生は筆圧も弱い子も多く、どうしても書いた字が薄くなってしまいがちです。2Bの方が芯が柔らかく、書きやすいという子が多い気がします。
鉛筆の形ですが、六角形、三角形、円形と様々な形があります。多くの子が使用しているのは六角形です。
三角形のものは、鉛筆を持った時に、正しい鉛筆の持ち方になりやすいです。
円形のものは、転がりやすく、机から落とすことが多いので、お勧めできません。
そのほかのえんぴつ
他の鉛筆としては、「赤えんぴつ」「かきかたえんぴつ」が必要になってくると思います。
赤えんぴつ(赤青えんぴつ)
学習で赤えんぴつを使う機会があります。
問題の丸付けがよい例です。そのほかにも、教科書やノートの大切なところに線を引いたり、テストや宿題の間違ったところを直すときに赤鉛筆で直したりすときに使わせる先生もいます。
同時に青えんぴつを使うこともあるかもしれません。1回目のテスト直しは赤で、まだ間違っていて直すときは青で、というような使い方をしたり、学習内で問題の文字は赤で、まとめの文字は青の線で囲む、というように使ったり・・・と先生によってまちまちです。
赤以外の色のえんぴつを使う場合には、学校から連絡があるはずです。
かきかたえんぴつ(書写用えんぴつ)
学校の書写の学習で、かきかたえんぴつを使うことがあります。この鉛筆は4B程度の濃さの鉛筆です。
普段の学習で使う場合もありますし、書写コンクールの出展作品を書くときに使ったり、正月の書き初めで使ったりする場合もあります。
ご家庭で購入するよう連絡があるか、学校でクラスの子どもたち分を一括で購入するかと思います。
消しゴムについて
消しゴムは、何と言っても消えやすいものが一番だと思います。
無地の四角い消しゴムがよいです。
ものの形になっているデザイン消しゴムやキャラクターの消しゴムは、消えづらい傾向があります。
また、1年生の消しゴムを使い方は、正直言って上手くありません。
力の入れ具合が難しいようで、消しゴムをつかうことでノートやプリントをくしゃくしゃにしてしまったり、本人は消したつもりでも消し方があまく、新しく書き直した字の下に消したはずの字が残っており、読みづらい文字になってしまっていたりします。
消しゴムを選ぶときには、お子さんの手の大きさをよく見て、大きすぎず小さすぎずの適度なサイズのものを用意できたらいいと思います。
名前ペンについて
名前ペンも必要です。油性のもので細字の大きさがよいです(極細字ではありません)。
名前ペンと言っても、名前を書くために使うだけではありません。
もちろん、自分の描いた絵や作品に名前を書くことにも使いますが、教科書に載っている詩を画用紙に写した時にその文字をなぞったりするときに使いますし、ビニール袋やプラスチックの素材のものに色や印をつけることにも使います。
名前ペンについては、思った以上にたくさんの用途があります。
定規について
定規については、学校から筆箱の中に入れる物として指定されないことがあるかもしれません。
なぜなら、1年生はの学習では、長さをはかったり直線を引いたりすることを求められていないからです。
しかし、今のうちからしっかりと定規を押さえ直線を引くことができたら、とてもよいです。定規に触れるという経験をもつという意味でも筆箱の中にあるといいのかもしれません。
さいごに
お子さんには、筆箱の中身が自分のものだとわかるようにしてほしいです。どんな鉛筆だったのか、何本あったのか・・・など覚えていられるようにしてほしいです。
というのも、子どもたちは鉛筆や消しゴムなどをよくなくします。
大抵は、自分の机の周りに落ちてることがほとんどなのですが・・・。
時には、誰かに隠されたわけではないのですが、何でこんなところから?というところから出てくることもあります。
そんなことで、自分の物が見当たらなくなってしまい学習に集中できないことも多いです。
ということで、
- 自分の物には、必ず名前を書きましょう。
- なくしたときのために、予備のものを用意しておきましょう。